FDSi

DX戦略

制定日:2026年9月3日 / 有限会社FDSi

本ページは、当社の経営ビジョン及びビジネスモデルの方向性DX戦略(推進体制・環境整備・人材の育成確保を含む)、戦略の達成状況を測る指標、および代表取締役によるメッセージを公表するものです。本内容は、取締役の決定(取締役2名の一致)により承認しました。

1. 経営ビジョン及びビジネスモデルの方向性

1-1. 当社が置かれている環境の変化

当社は、事業者のIT活用について相談を受け、進む道筋を描き、必要な仕組みをつくるところまでを担うIT受託開発を主力として、30年にわたり事業を営んできました。その当社自身に、次の4つの変化が同時に及んでいます。

  1. 生成AIが、当社の仕事の進め方そのものを変えた。調査・設計・検証にかかる時間が大きく縮み、これまでと同じ人数で扱える範囲が広がりました。逆に、費やした時間で価値を測るという従来の収益の形は、根拠を失いつつあります。
  2. 当社の売上が、代表取締役1名の稼働に強く依存している。助言も開発も商談も同一人が担っており、事業の拡大が個人の時間で頭打ちになる構造を抱えています。
  3. ご支援先でも、手順の継承が止まっている。人手不足により、熟練者の頭の中にある手順が引き継がれない。当社が支援の現場で繰り返し見てきた課題です。
  4. 公的手続きと商取引が、データ提出を前提とする形へ移行した。紙の書類を整える力よりも、事業のデータを揃えて説明する力が問われるようになりました。

1-2. 経営ビジョン

まず自社を変え、その実践を製品として地域に届ける。

当社は、これまで積み上げてきた知見を「案件ごとの個別対応」で消費するのではなく、自社の業務そのものをデータとデジタル技術で作り替え、その過程で生まれた仕組みを製品として外へ出す会社へ変わります。自社が最初の利用者となり、自社で回らなかったものは世に出さない。この順序を経営の原則とします。

その結果として当社が地域に対して掲げる約束が、「地域産業のDXを、ともに。」です。

1-3. ビジネスモデルの方向性

上記のビジョンを、当社自身の収益構造の転換として実行します。

これまで(労働集約)これから(データと製品を中心に)
収益の型案件ごとの都度課金(相談・設計・開発)。稼働量が売上の上限自社クラウドサービスの継続利用料を柱に据え、稼働量と売上を切り離す
売る主体代表取締役1名による直接商談販売パートナー(代理店)網へ拡張し、商談の状況を全件データで管理する
知見の扱い担当者の経験として個人に蓄積製品の標準機能とデータとして蓄積し、次の顧客にも同じ品質で届く形にする
改善の根拠個別のご要望と担当者の判断利用データ・問い合わせの分析結果にもとづいて優先順位を決める

この転換を担うのが、当社が内製した3つのクラウドサービスです。いずれも当社自身の業務で先に使っています

2. DX戦略

2-1. 戦略の目的 — 当社の3つの業務プロセスを作り替える

1-3 の転換を実現するため、当社は自社の業務プロセスを次の3領域で作り替えます。

2-2. (a) 販売プロセスの変革

2-3. (b) 開発・提供プロセスの変革

2-4. (c) 社内オペレーションの変革

2-5. 戦略の推進に必要な体制・組織

2-6. 最新の情報処理技術を活用するための環境整備

2-7. 人材の育成・確保

3. DX戦略の達成状況を測る指標

当社は、2. のDX戦略の達成度を次の指標で測り、四半期ごとに実績を確認します。本指標は2026年9月に着手するDX戦略の進捗と効果を測るものであり、初回の実績値は2026年度第3四半期末に公表します。

指標対応する戦略測り方
商談の全段階がデータとして記録され、四半期ごとに段階別の件数と停滞箇所を分析できる状態にあること 2-2 (a) 達成・未達で判定(定性指標)
利用状況のデータ・問い合わせの分析結果にもとづいて機能改善に反映した件数(四半期あたり) 2-3 (b) 改善として反映した件数
生成AIを組み込んだ業務工程の数、およびそれにより削減した作業時間(月あたり) 2-4 (c) 工程数/削減時間
主要業務のうち、手順書が整備され担当が替わっても実行できる工程の割合 2-4 (c)・2-7 整備済み工程数 ÷ 対象工程数

4. 代表取締役メッセージ

まず、自分の会社を変えます。

当社は30年、お客様のIT活用を一緒に考える仕事をしてきました。課題を伺い、進む道を描き、必要なものをつくる。言われたものを作るのではなく、何をつくるべきかを一緒に決めるところからお引き受けしてきたつもりです。悪い仕事ではありません。ただ、この形は私が動いた分しか大きくならない。相談も設計も開発も商談も私が担っている以上、会社の伸びは私の時間で頭打ちになります。それが当社の、いちばん大きな課題でした。

だから私たちは、まず自分たちの仕事のやり方を変えることにしました。自社の手順を JUNPAS に書き、商談を COMPASS のデータとして管理し、利用状況を分析して次に直すものを決める。勘と記憶で回していたところを、データで回るところへ置き換える。そして、そこで生まれた仕組みをそのまま製品として外へ出します。

この順番には理由があります。自分たちが使えないものを、お客様にお勧めしたくない。自社で回らなかったものは、世に出しません。

一方で、デジタル化は速さを競うものではありません。お預かりした情報を守れないなら、そもそも預かるべきではない。当社は情報セキュリティ基本方針を定め、SECURITY ACTION の二つ星を宣言しました。守る仕組みを整えたうえで、前に進みます。

自社を変えた先に、地域産業のDXを、ともに。

2026年9月3日
有限会社FDSi 代表取締役 永山 剛

5. 情報セキュリティに関する取組み

当社は、お客様の業務情報および個人情報をクラウド上でお預かりする立場にあることを踏まえ、情報セキュリティ基本方針を定めて公開しています。あわせて、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が推進する SECURITY ACTION の二つ星を宣言しました(自己宣言ID:50000312103/自己宣言日:2026年9月1日)。

情報セキュリティ基本方針